同盟福音基督教会 笠松キリスト教会                   202311月配信

岐阜とキリスト教 B 美濃潜伏キリシタンの迫害  
  
岐阜県可児市に「塩」という地区がある。
可児キリスト教会(可児市禅台寺)から西に約4q、鳩吹山の東 側である。

1661(寛文元)年、この地に潜伏していたキリシタン24名が捕縛された。

(写真は2021年に建てられたカトリック名古屋教区の顕彰碑)
                      
   
信長の時代にまでさかのぼれば、美濃・尾張はもともとキリスト教に対して手厚い保護がされた地であった。
信長とその子信忠が岐阜城下に宣教師らを招き、教会を建て、キリスト教に深い理解をしめしたこと、
信忠の遺児三法師(後の秀信)は、1595(文禄4)年、宣教師オルガンティノから洗礼を受け、城下に教会堂、
病院、孤児院を建てて
キリスト教化を進めたことは前回までに触れた。このことにより、領内に多くのキリシタンが生まれた。
徳川家康の四男松平忠吉も尾張・清洲藩主時代にキリスト教を庇護した。
また、岐阜・加納城主奥平忠政(母は家康の娘亀姫)も1612(慶長17)年に洗礼を受けたという記録もある。

 その一方で、秀吉時代から燻り続けていたキリシタンの弾圧は、島原の乱(1637(寛永14)年)によって
一気に激しくなった。
これを機に江戸幕府は鎖国政策を強化していくことになる。

 上記の可児塩地区のキリシタン捕縛はこのような最中で行われた。
その後、この地以外の愛知県丹羽郡を含む広い地域から多くのキリシタンが捕縛された。
その取り調べは熾烈を極め、1665(寛文5)年には207名が斬首され、笠松では10名が磔刑に処せられた。
その後1697(元禄10)年には30余人が斬首された。
この処刑地は、「大臼塚」として現在も岐阜県笠松町の木曽川河川敷(木曽川橋西詰の南)に残されている。
大臼(だいうす)の名はデウスに由来する。(写真は笠松町の大臼塚跡)
 
  (続く)  
   
   
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